*

勉強が嫌いだったがそれでも勉強に向かわせたきっかけと部活で培った瞬発力

公開日: : 東大習慣

東京大学前期教養学部理科一類に所属するMさん。現在は運動会陸上競技部とバンドサークルを掛け持ちし、バイトもこなす忙しい日々を送っている。

塾の友達や先生のことが好きだったからこそ頑張ることができた中学受験。
東京大学に進学したいという強い気持ちで突破できた大学受験。勉強自体は好きではなかったが、モチベーションを維持できるだけの環境がMさんにはあった。

東京大学前期教養学部理科一類に所属するMさん

東京大学前期教養学部理科一類に所属するMさん。部活・サークル・アルバイトを掛け持ちし忙しい日々を送っている

小学校2年生から通塾を始める。
しかし当初は受験を全く意識していなかった。

Mさんが塾に通い始めたのは、小学校2年生の夏。
友達が行っているから自分も行ってみようということになったが、当時は両親も本人も受験のことを意識することもなかったそうだ。受験というよりは、学校の勉強よりも少し進んだことをできたらいいのでは、という気持ちだった。
また、「水泳やピアノはできた方がよいのではないか」という両親の考えの下でそれらも習っていたため、忙しい毎日を送っていた。

「勉強は好きではなかった。
でも、塾の友達や先生のおかげで頑張ることができた」

そんなMさんが受験を意識し始めたのは5年生のときだ。
塾では1番上のクラスであったが、まわりの友人たちが受験を意識し始めたのをきっかけに、「塾が楽しいから」という理由で通塾を続けていたMさんも意識的に受験を考えるようになった。両親は受験をしたほうが絶対将来のためにはなるが、Mさんの好きなようにしなさいと言ってくれたという。

Mさんは勉強自体は好きではなかったが、塾の頭のいい友達に「負けたくない、ついていきたい」という気持ちで受験することを決めた。毎日塾から出される計算と漢字の問題、また社会の先生が作ってくれた一問一答をこなしていた。だが、サボり気味だった6年生の夏に「このままではいけない、これからは毎日塾に来るように」と先生に言われ、毎日塾に行って勉強を続けた。

受験当日、苦手としていた算数の感触がよく、また得意だった社会では易しめの年にあたったために受かったという手応えがあった。そして実際に、見事東大寺学園に合格することができた。

中高時代は陸上部にバンドに忙しい日々。
勉強は定期テスト前の短期決戦型だった。

情熱をかたむけた陸上部。定期テストには直前に集中して勉強するという短期決戦型で対応。

情熱をかたむけた陸上部。定期テストには直前に集中して勉強するという短期決戦型で対応。

東大寺学園に入学し、陸上部に所属。
練習は週6日というハードな日々を過ごし、定期テストには直前に集中して勉強するという短期決戦型で対応していた。小学校のときに勉強については口を出すことのなかった母親も、見かねて勉強しなさいと注意するほどだったという。

情熱をかたむけた陸上部は高校2年生の秋の文化祭で引退することになった。「秋の文化祭に命をかけていた」というMさんはバンド活動もしていたが、文化祭のあとから本格的に受験勉強を始めることに。苦手な英語だけは高校1年生の夏から通塾していたが、文化祭後には数学も塾に通い始めて本腰を入れた。

講演会で卒業生の話を聞く。
宇宙に興味をもち、東大を受験することを決意

高校1年生の時、進路相談講演会にて卒業生の話を聞く機会があった。そこで現在は東大の教授である卒業生から航空宇宙工学科の話を聞き、話の面白さと元々宇宙に興味を持っていたことから東京大学を受験することに決めた。

家族は「(東京に)行くなら行ってらっしゃい、でも行くならちゃんとがんばりなさい」とMさんの決意を後押ししてくれた。受験勉強を始めたときは平均点ぐらいだった成績も、短期決戦型で集中して勉強した結果3年生の春すぎに一気に上位に浮上した。

そこからは上位であり続けることのプレッシャーを感じたり、上位であるからこそモチベーションの維持が難しい時期もあったりしたが、東京大学のみを受験すると決めて勉強に励んだ。周囲の友人に合格を確実視されることも多かったが、内心は自信と不安のはざまで揺れていた。しかし、受験前日も特に緊張しすぎることもなく、受験も落ち着いて終えることができた。
結果は見事合格。春から一人暮らしを始め、現在は運動会陸上競技部に所属して陸上を続けるとともにバンド活動もしており、さらにバイトをこなす忙しい日々を送っている。

ユーモアでパワフルなMさんのパワーを感じました。

ユーモアでパワフルなMさんのパワーを感じました。

東京大学に無事に合格したMさん。ユーモアのある方で、パワフルに多忙な日々を過ごしているMさんのパワーを感じられる取材でした。Mさん、ありがとうございました。

まとめ

  • 勉強が嫌いだったMさんをそれでも勉強に向かわせたのは、大好きな塾の友人と個性的な先生たち
  • 部活にしても勉強にしても集中してこなすタイプで、大学受験時も陸上部とバンドをやりきってから一転して短期集中的に受験勉強にとりくんだ

東大家庭教師ドクターでは、Mさんが実践してきた短期集中的に受験勉強にとりくんだ「学習習慣」を提案します。勉強への取り組み、勉強することの楽しさや勉強に向き合う姿勢をご提案致します。
成果を出せる学習経験を共に積んでいきましょう。
事前相談無料体験はこちら

関連サイト

東大寺学園中学校・高等学校

奈良県奈良市山陵町に所在し、中高一貫教育を提供する私立男子中学校・高等学校。高等学校においては、中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間では第2学年から混合してクラスを編成する併設型中高一貫校。東大寺が経営母体である。

2014年偏差値
67 ※四谷大塚中学案内より
学費
入学金:170,000円 授業料:642,000円(年額) 施設充実費:80,000円(年額) 詳細はこちら
住所
奈良県奈良市山陵町1375

東大寺学園中学校・高等学校

関連記事

ストップウォッチで計測した勉強時間を記録

徹底した時間効率化による学習習慣が身についた2つのアイテム

東京大学教養学部文科3類に所属するTさん。 小学1年生の7月に海外から帰国。小学生時は特に目立

記事を読む

小学生時に身に付いた勉強習慣を今でも継続しているSさん

勉強習慣が身についた小学生時、母親にしつけられた、たった一つの習慣

東京大学前期教養学部文科二類に所属するSさん。 現在テニスサークルと放送研究会に所属しながら、幼少

記事を読む

公立中学・高校出身でほぼ自習のみで東大現役合格に導いた4つの習慣

東大現役合格を支えた4つの学習習慣 東京大学教養学部文科三類に所属するNさん。 Nさんは

記事を読む

パズル

自ら勉強する気になった幼少時の親のしつけと祖父からのプレゼント

東京大学教養学部理科1類に在籍中のKさん。[/caption] 小学生時、暗記しなければならない

記事を読む

(PILOT)はずっと使っている。「お気に入りの文房具を使っている方がやる気も出る気がするんです」とTさん。

付かず離れず自主性を尊重してくれた両親と身の丈にあった目標設定

東京大学前期教養学部理科二類に所属するTさん。東京大学駒場キャンパス、一号館前にて[/captio

記事を読む

Facebookページにご参加ください

お子様が自然に勉強する子供への指導方法や勉強のいざない方・自発的な学習習慣の身につけ方などの情報を公開しております。

東大習慣の購読はRSSとTwitterをご利用下さい

東大習慣の更新情報はRSSとTwitterでお届けしています。最新の「東大習慣」の情報をお届けします。フォローしてお子様の「勉強へのいざない方」に役立てて下さい。

東京大学前期教養学部理科二類に所属するMさん
勉強が嫌いだったがそれでも勉強に向かわせたきっかけと部活で培った瞬発力

東京大学前期教養学部理科一類に所属するMさん。現在は運動会陸上競技部と

(PILOT)はずっと使っている。「お気に入りの文房具を使っている方がやる気も出る気がするんです」とTさん。
付かず離れず自主性を尊重してくれた両親と身の丈にあった目標設定

東京大学前期教養学部理科二類に所属するTさん。東京大学駒場キャンパス

小学生時に身に付いた勉強習慣を今でも継続しているSさん
勉強習慣が身についた小学生時、母親にしつけられた、たった一つの習慣

東京大学前期教養学部文科二類に所属するSさん。 現在テニスサークルと

公立中学・高校出身でほぼ自習のみで東大現役合格に導いた4つの習慣

東大現役合格を支えた4つの学習習慣 東京大学教養学部文科三類

ストップウォッチで計測した勉強時間を記録
徹底した時間効率化による学習習慣が身についた2つのアイテム

東京大学教養学部文科3類に所属するTさん。 小学1年生の7月に海

→もっと見る

PAGE TOP ↑