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徹底した時間効率化による学習習慣が身についた2つのアイテム

公開日: : 最終更新日:2013/10/22 東大習慣


東京大学教養学部文科3類に所属するTさん。
小学1年生の7月に海外から帰国。小学生時は特に目立って成績が良いわけではなかった。算数と理科が特に不得意だった。
学校生活以外ではピアノ・水泳・体操・アトリエ教室と塾(日能研)など多くの習い事をした。
普連土学園中学に入り、初めてのテストで成果を出す事ができこれをきっかけに学習習慣が身に付く。
高校時、英語科目のみ塾に通い、基本自宅で受験勉強をし東大受験に励み、2013年4月に東大に入学。

ごく普通の成績だった小学生時

小学生時、特に算数と理科が苦手だったTさん。算数に関しては下から数えた方が早いくらいの成績だった。学校生活以外では、ピアノ・水泳・体操・アトリエ教室など活発に習い事をしていた。特に親から勉強を強いられることはなく、習い事において全て挑戦させてもらった。塾は暗記型ではなく思考能力が身に付くと言われている日能研に通塾。
お兄さんが中学受験していたこと、周りに中学受験する友達が多かったこと、又親の勧めで中学校に数校見学する中で中学受験をすることになった。その中でも自分に合った普連土中学を受験し見事合格。「自分に合った中学」とは、Tさんの言葉からすると「とても落ち着いていた」という点で、普連土中学を選んだという。

中学入学後のテストが転機になった

普連土学園中学に入学後のテストがある意味これまでの学習習慣が身に付いたきっかけの一つだった。小学時、算数ができなかったというコンプレックスから入学時のテストを頑張ろうと思った。予習、復習を繰り返し行うことで入学後の初めてのテストで高得点をとることができた。ここで、「やればできる、点数がとれる」という自信に繋がった。与えられた問題集を繰り返し勉強し、数学においては4回、暗記科目は10回は繰り返し解いた。

時間の効率化が図れた高校時・浪人時の東大受験勉強

ストップウォッチで計測した勉強時間を記録

ストップウォッチで計測した勉強時間を記録


高校1年生の終わりから、自分の限界を知るためにストップウォッチで勉強時間を記録した。スケジュール帳に全ての勉強時間を記録し、達成感を感じつつも自分の限界まで勉強に励んだ。又、2年の夏から友人の紹介を受け、キッチンタイマーを使い目標時間を決め暗記科目などメリハリを付けて勉強した。
その他勉強法として

  • 教材の内容を書き出す
  • 科目毎に勉強したことを一覧にして偏りがでないようにした
    • 高校を卒業し1年間の浪人時は、平日6時間、休日は13時間勉強し23時45分には寝るようした。起床時間は6時。
      休憩時や食事の時はドラマを観るなどをし自分の時間も確保するよう自己管理をした。
      勉強環境において、自分の部屋でするよりリビングで勉強することが多かった。自分の部屋だと孤独を感じることがあった為、親とコミュニケーションをとりながら勉強した。

      時間の管理が身についた小学時の習い事

      自ら進んでやった多くの習い事

      自ら進んでやった多くの習い事


      小学生時、人に強制されることなく自ら多くの習い事に通うことにした。親は何でも挑戦させてくれた。ピアノ・水泳・体操・アトリエ教室・塾・英語など沢山の習い事をしたお陰で時間を効率的にやりくりする力が自然と身についた。

      持続力が身についたきっかけ


      英検をはじめ、ピアノでも、体操の種目でも数ヶ月内で達成できるだろう課題を幼い頃から立てることが習慣だった。実現可能性の比較的高い目標を逐一立ててははそれをクリアしていくことに達成感を感じ、それが新たな目標を探す動機付けとなった。人に強制されたことはほとんどなかったので苦痛に思ったことはなかった。

      まとめ

      Tさんの第一印象はごく一般の大学生と感じました。ただ、自分を律する力(時間管理)と勉強を持続させる力が今のTを形成していると感じました。高校時にストップウォッチとキッチンタイマーを活用し時間の効率化を図ったことが勉強の量と質を上げたことが東大合格に寄与した点は大いにあるが、それ以上に自分を律する力(時間管理)と勉強を持続させる習慣となったきっかけがポイントになるのではないかと思います。

      Tさんが自分を律する力と勉強を持続させる習慣に至ったポイント

      • 小学時の多くの習い事に通ったこと(親の寛大な容認があった)
      • 目標設定をしクリアすることの喜び習い事を通じて実感した
        • 非常に協力的に取材頂いたTさんの笑みの向こう側に、とてつもない努力をされた感じを受けました。

          東大家庭教師ドクターでは、Tさんが実践してきた、自立した「東大習慣」を提案します。
          Tさんのような「きっかけ」を一緒に掴み、成果を出す経験を、共に積んでいきましょう。
          事前相談無料体験はこちら

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