公立中学・高校出身でほぼ自習のみで東大現役合格に導いた4つの習慣
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最終更新日:2013/10/22
東大習慣
東大現役合格を支えた4つの学習習慣
東京大学教養学部文科三類に所属するNさん。
Nさんは、小学校の時から成績優秀で常に学年トップで、地元の公立中学に進学した。小学校からピアノを習い始め、水泳なども習った。中学校でも200人中常に10番内に入るという優秀さで、吹奏楽部の活動に励みながら、中三夏の引退まで独学、その後わずか半年の土日のみ通塾を経て、熊本屈指の進学校、濟々黌高校に進学した。高校でも抜群の集中力を発揮し、文部科学省の教科書や学校の配布教材を3回程繰り返して、400人中一桁という素晴らしい成績を保持し続け、その結果、東大現役合格を果たした。
では彼女の合格を支えた習慣は何だったのだろうか。
それは、
- 「幼少期から、中高時代へも続く学習の習慣」
- 「直近のタスク管理」
- 「規則正しい生活」
- 「勉強の質を向上させる努力を厭わないこと」
の4つである
ハリー・ポッターを幼稚園児が読破したきっかけは読書好きな両親の影響
Nさんは読書好きだった両親の影響を受け、幼稚園年長時にはハリー・ポッターを読破。
以後読書が趣味となり、文章に触れる機会は幼少から一般の人より多かったという。彼女は小学校での宿題を自主的にこなし両親はそれを念入りにチェックなさっていたそうで、音読も聞いてもらっていたという。
中学校では、好きな科目の勉強記録を提出することを学校に義務づけられ日課となったのを契機に、毎日こつこつ継続して勉強することが習慣化した。中高時代の得意科目は英語、不得意科目は数学。
幼少時に身に付けたメモと質問習慣
中学、高校と吹奏楽部に打ち込んだNさんは、手帳に毎日TO DO LISTを作り、達成しては消していく事を繰り返し、現前のタスクを明確化し、自らのモチベーションを上げることが習慣だった。また両親に常々「どんな結果も偶然だ」と言われていたこともありポジティブな性格で本番その時々の成績に一喜一憂することなく、直近の課題をこなすことに集中することができたと言う。
部活は、本番に向けて調整する経験の場となり、Nさんは緊張感をコントロールすることも身に着けた。
勉強の質を高め、効率的に勉強することは、学業以外が忙しい人には必須である。彼女は、幼い頃から、疑問点は即座にメモし、必ず質問する事を習慣としていた。周囲の志の高い友人と接することで自分を高め、積極的に勉強方法を真似し、苦手科目であった数学は友人、教師に質問を厭わずにしていた。
4年間貫いた規則正しい生活習慣
部活動で忙しい彼女は、平日は22時就寝、4時30分起床、登校までを勉強に費やす朝型の規則正しい生活を中3から高3まで続けたという。
部活は、本番に向けて調整する経験の場となり、Nさんは緊張感をコントロールすることも身に着けた。
彼女は、「一見普通に勉強してきたら、合格してしまった」という天才肌の持ち主のように見えるかもしれない。
だが、ふと自分の生活態度を振り返ってみれば、様々な生活の変化がある中で4年以上生活のリズムを崩さないことや、課題を絶対におろそかにしない姿勢を貫く事は非常に困難な事だと実感できるだろう。
通塾もほとんどせずに高校受験、大学受験を経たこと、公立中学、高校出身であることは東大生の中では非常に珍しいが、逆に予備校に頼らずとも、与えられた最低限の教材を反復する習慣さえついていれば東大現役合格も可能であることを証明している。
まとめ
Nさんが東大に現役合格できた最大要因は
- 両親の影響で始めた読書をきっかけに幼少時代から学問に深い興味を持ち、両親が見守る中で自主的に課題を確実にこなす習慣を小学生時代から身につけたこと
- 部活動などで限られた時間の中で、時間を最大限に有効利用する生活習慣を会得し、勉強面では与えられた問題集の反復に特化したことだ。
当たり前のようにもみえる小さな習慣を絶対に途切れさせないことが、結果的には大きな実りへとつながるのだ。
快くインタビューに応じてくださったNさんに深く感謝いたします。
東大家庭教師ドクターでは、Nさんが実践してきた「あたりまえのように努力できる東大習慣」を提案します。
効率と反復を大切に、成果を出せる学習経験を共に積んでいきましょう。
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