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勉強習慣が身についた小学生時、母親にしつけられた、たった一つの習慣

公開日: : 最終更新日:2013/10/22 東大習慣

東京大学前期教養学部文科二類に所属するSさん。
現在テニスサークルと放送研究会に所属しながら、幼少時に身につけた勉強習慣を今でも続けている。

東京大学教養学部文科二類に所属するSさん。東京大学駒場キャンパスにて

東京大学教養学部文科二類に所属するSさん。東京大学駒場キャンパスにて

好奇心旺盛な母親の影響を受けた幼少時

幼少時は母親に連れられて、美術館や博物館に行って芸術に触れたり、山登りをして自然に触れたりする機会を多く持った。その背後には、Sさんに様々なことに興味を持ってもらいたいという母親の思いがあった。元来アクティブで好奇心旺盛な母親は、なにより学ぶことの楽しさをSさんに伝えたいという思いを強く持っており、幼稚園時はSさんを特に机に向かわせて勉強させることはなかった。

全てのきっかけは小学生1年生時の帰宅後の習慣

小学生の時は門限16時30分、テレビ・ゲーム・パソコンの時間は合計1時間、就寝時間は21時と決められていた。小学1年生になって、母親と毎日勉強することを約束して継続した結果、小学生時は高成績を保つことができた。

小学1年生時に母親からしつけられた勉強

計算3題、漢字3題

小学校1年生になり、帰宅後、食事前に少しずつ勉強するように決められた。
はじめは1日3題ずつ、簡単な計算・漢字の問題を解くという内容だったが、問題を解いていくことに楽しさを感じるようになり、自らの意思で1日で2日分・3日分と問題集を進めていくようになった。低学年のあいだに高学年の分野に進み、小数や分数の計算問題に着手した。
しかし、勉強時間としてはそこまで長くなく、食事前に20分、30分でさっと終わらせる程度であった。
又、教養としてピアノと茶道を習い、そろばんは母親に教わって市販の計算の問題集をそろばんで解く練習をした。

母親が小学低学年時に勉強をしつけた経緯

母親は小学校1年生からの勉強の習慣化がなによりも大事だと考え、まずはSさんが勉強自体を嫌いになってしまわないように、無理のない範囲で簡単な計算・漢字問題を1日3題ずつ解かせることから始めた。
実際にSさんは次第に勉強の楽しさを実感するようになっていった。

勉強が好きになったその次のステップとして、身に付きつつあった自主的な学習姿勢を中学受験に結び付けるために、小学2年生のころから日能研の通信教育の「知の翼」を始めた。このころ得意だった科目は理科だったが、それは公園や近くの山で遊ぶことが多く自然に興味を持っていたからであった。

低学年の勉強習慣から培った中学受験時の勉強

小学3年生の2月から日能研に入塾。算数の点数が思うように伸びずに苦労したが、勉強自体は嫌いになることなく自主的に進めることができた。最も辛かったことは勉強をしなくてはならないことではなく、放課後に友達と時間を気にせずに思いっきり遊べないことだけだった。

小学1年生から勉強を始めたおかげもあり、小学5、6年生時は当時通っていた神奈川県の日能研校舎において基本的に5番以内の成績だった。
中学受験の結果、第一希望であった神奈川県の女子中学ではトップクラスのフェリス女学院中学校に合格し、入学した。

部活に明け暮れた中学・高校生活と東大を目指すまで

個性の尊重と自由を重んじる校風であるフェリス女学院中学校では、テニスや新聞部などの部活で精を出した。
学校側からは成績結果の公表はなかったが、テスト勉強を手抜きすることなはなく、上位の成績を保った。いくつかの塾の夏期講習などに通ったこともあったが、中学生のうちは学校の勉強だけをしっかりこなせばよいという考えの下で通塾することはなく、部活に夢中であった。

高校生になり、2年生から河合塾に通塾するようになったが、2年生の冬に引退するまではテニス部の活動に最優先で取り組むことを決めていたため、テスト前に勉強する程度であって勉強熱心ではなかった。部活引退後に志望校を決めようとしたとき、東京大学か一橋大学、または私立文系かで非常に悩んだが、周りの友人の影響もあり、高校2年生のころからぼんやりと考えていた東大進学を、改めてはっきりと決意。

当初は全く受かる気がしなかったが、6月の東進の東大模試を受けたところ順位表に載ることができたことがきっかけで、「本気で勉強すれば受かるのではないか」と考えるようになり、迷いや不安を捨てて全力で勉強に打ち込むようになった。
まずは即戦力をつけることを目標として、とりあえず点数に繋がる答案の書き方を叩き込んだ。その後、御茶ノ水の東進衛生予備校の東大特進コースを定期的に受講し、同い年の秀才たちとともに質の高い授業を受けたことでモチベーションを維持した。現役時、わずかな点数で不合格となったが、1年間の浪人生活を経て東大に合格、現在に至る。

小学生時に身に付いた勉強習慣を今でも継続しているSさん

小学生時に身に付いた勉強習慣を今でも継続しているSさん

まとめ

Sさんが東大に合格できた最大要因は

  • 小学1年生から母親に決められた無理のない勉強(計算3題、漢字3題)が習慣化し、勉強を好きになることができたこと

東大家庭教師ドクターでは、Sさんが実践してきたあたりまえのように自ら取り組む
学習習慣」を提案します。小学生低学年時における勉強への取り組み、勉強することの楽しさや勉強に向き合う姿勢をご提案致します。
成果を出せる学習経験を共に積んでいきましょう。
事前相談無料体験はこちら

関連サイト

知の翼

日能研が運営する通信教育で小学生の「学び」を育てる通信添削学習教材

コース 料金
小学1年生 月々5,250円
小学2年生 月々5,250円
小学3年生 月々5,250円
小学4年生 月々6,300円
小学5年生 月々6,300円
小学6年生 月々6,300円

日能研の通信教材「知の翼」の詳細はこちら

フェリス女学院中学校

神奈川県横浜市中区にある、横浜山手の歴史を物語る上で外すことのできない存在女子中高一貫校。少人数指導を実施し、進度に合わせて効率的学習を行っている。

2014年偏差値
67 ※四谷大塚中学案内より
学費
入学金:300,000円 授業料:516,000円(年額) 詳細はこちら
住所
神奈川県横浜市中区山手町178

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東進衛生予備校 東大特進コース

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