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付かず離れず自主性を尊重してくれた両親と身の丈にあった目標設定

公開日: : 最終更新日:2013/11/28 東大習慣

東京大学前期教養学部理科二類に所属するTさん。 東京大学駒場キャンパス、一号館前にて

東京大学前期教養学部理科二類に所属するTさん。
東京大学駒場キャンパス、一号館前にて

小学生の時、友人に誘われて塾(馬渕教室)に通い始めたという。
勉強を自分の武器にしたい」という理由で勉強にいそしみ、手を伸ばせば届くと感じた東大寺学園を受験、合格。高望みはしないが努力を惜しまないというスタンスは今に至るまで崩さず、東京大学にも現役で合格した。

友人に誘われて通い始めた塾。モチベーションは「勉強こそ自分の武器に」

小学校低学年時には公文で算数を習っていたが、両親に特別に勉強させられることはなかった。3年生の終わり頃から友人に誘われ、関西では有数の塾、馬渕教室に通い始めた。通い始めた当初は宿題が終わらなくて辛い思いをし、また勉強の仕方が分からず苦労したが、比較的小柄だったTさんは運動などではなくて勉強で人より抜きん出ようというモチベーションがあった。そのため、小学校の同学年ではともに受験をする人がほとんどいない状況であっても勉強を頑張っていくことができた。

両親はTさんの好きなようにしていいといつも言ってくれ、社会が苦手だったTさんに付き添って勉強を見てくれたため、社会は1番の得意科目にすることができた。「1科目でも得意な教科があったことが心の支えになっていた」とTさんは振り返る。

高望みはしないが、自分の実力で手を伸ばせばぎりぎり届くような目標を設定

東大寺学園を受験すると決めたのは6年生のとき。塾では1番上のクラスは灘を目指す子供たちだったが、2番目のクラスに通っていたTさんは灘ではなく東大寺学園を選んだ。「高望みはしないが、自分の実力で手を伸ばせばぎりぎり届くような目標を設定した」とTさんは語る。高すぎず、低すぎず、自分の実力をのばせるような目標を設定できたのがモチベーションの維持にもつながった。

勉強は、やればやるだけ結果が返ってくる。

Tさんは勉強をしていくにつれて成績が伸びていったため、勉強を苦しく思うことはなかった。試験の当日、算数を失敗したと思ったそうだが、結果は見事合格し東大寺学園へ入学。

京都大学、医学部を狙う同級生たちの中で、あえて東京大学理科二類を志望

東大寺学園に入学後、卓球部に所属し、週3、4回の活動をこなした。中学校の頃は定期テスト前に勉強する程度だったが、周囲と比べてまじめな性格のおかげで普通に勉強をこなしているつもりでも自然と成績は上位で安定していた。

周囲には中学生の頃から塾に通う人もいたが、Tさんは高校2年生の秋に塾へ通い始めた。この時期は、塾への通いはじめが遅い人たちの中ではスタンダードな時期だそうだ。
勉強は授業で教えられるというよりは自分のペースで進めたいという思いから、大手塾ではなくあえて小規模な塾を選んだ。その塾は評判もよく、授業との相性もよかった。

こちらは高2のときに使っていた単語帳だ。覚えやすくて忘れにくいオススメの参考書だそうだ。見た目は綺麗だが、カバーをとるとぼろぼろだそうで、そこまで使いこんだ愛着のあるもの。

こちらは高2のときに使っていた単語帳だ。覚えやすくて忘れにくいオススメの参考書だそうだ。見た目は綺麗だが、カバーをとるとぼろぼろだそうで、そこまで使いこんだ愛着のあるもの。

東大を受験すると決めたのは入塾と同時期だった。同級生が京都大学、中でも医学部を狙う中で、あえて東京大学を志望校とした。「あまのじゃくだから、周りとは少し違った選択をしたかった」とTさんは言う。中学受験のときもそうだったが、高望みはせず、手を伸ばせば努力次第でぎりぎり届くという目標を設定し、友人たちと励まし合いながら勉強に励んだ。

(PILOT)はずっと使っている。「お気に入りの文房具を使っている方がやる気も出る気がするんです」とTさん。

クルトガ(緑)、ボールペン(オレンジ)、消しゴム(PILOT)はずっと使っている。「お気に入りの文房具を使っている方がやる気も出る気がするんです」とTさん。

高校時代、勉強するときはずっとタイマー(ストップウォッチ)(赤)を使っていた。
「1時間or1.5時間勉強して30分休憩、ご飯食べるのは45分というように、全部時間はかっていました。基本的に意志が弱いからタイマー鳴らさないと勉強始められずにずっと休憩して漫画読んだりしていましたから…流石に受験直前はそんなこともなかったですけど(笑)」
勉強に身が入らないときもいかにして勉強に自分を向かわせるか、自分の性格と相談して考えてみると良さそうだ。

両親は中学受験の時と同様、大学受験の時も好きなようにしていい、とTさんの自主性を尊重してくれた。そして、Tさんはリラックスして本番に臨むことができ、見事東京大学理科二類に合格した。

まとめ

Tさんを二度の合格に導いたのは

  • 勉強こそ得意にしようというモチベーション
  • 両親が付かず離れず、Tさんの自主性を尊重してくれたこと

東大家庭教師ドクターでは、Tさんが実践してきた無理せず身の丈にあった目標設定に伴った「学習習慣」を提案します。勉強への取り組み、勉強することの楽しさや勉強に向き合う姿勢をご提案致します。
成果を出せる学習経験を共に積んでいきましょう。
事前相談無料体験はこちら

関連サイト

馬渕教室

大阪、京都、兵庫、奈良にある馬渕教室の小学生対象中学受験コース。灘・東大寺学園・大阪星光学院・甲陽学院・西大和学園・洛星・洛南高附属の難関中学への合格を目指す学習塾・進学塾。

馬渕教室

東大寺学園中学校・高等学校

奈良県奈良市山陵町に所在し、中高一貫教育を提供する私立男子中学校・高等学校。高等学校においては、中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間では第2学年から混合してクラスを編成する併設型中高一貫校。東大寺が経営母体である。

2014年偏差値
67 ※四谷大塚中学案内より
学費
入学金:170,000円 授業料:642,000円(年額) 施設充実費:80,000円(年額) 詳細はこちら
住所
奈良県奈良市山陵町1375

東大寺学園中学校・高等学校

夢をかなえる英単語 ユメタン

夢をかなえる英単語 ユメタンTさんが高2のときに使っていた単語帳。覚えやすくて忘れにくいオススメの参考書だそうです。

Amazon内の商品説明より

志望大学合格への王道「キムタツ式語彙学習法」でセンター受験に必須の1000語を完全マスター。毎日同じ100語を1週間(=7日間)かけて叩き込む徹底反復方式だから、1度覚えたら忘れない。夢をかなえる英単語。

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